ぼちぼちと💖きらきらハートで生きて行きたい76歳の 🍅ほげとまのブログ

ヒトに逢えば何かを学べる ブロガーさんから生き方を学んでいます

そのひととの出会いは私の心の財産

今回も旧いブログからです



👇あるパート先で知り合った女性
    私はそのヒトを小鳥さんと名付けている


『小鳥さん


 きょう仕事終わったら駅まで送ってあげるね~』と
 
 言ったら



『ありがとうね


 この職場のたくさんのヒトが


 親切に車で送ってあげるって言うのに


 私 皆さんに断ってるの



 暗い夜道を歩くのは怖いでしょうって言われるけど


 私には歩いてる時の楽しみがあるの



 きょうの仕事、あそこはよくやったけど


 ここはあまりよくできなかったな~とか


 あの日は、、あのひとは、、とか




 ひとのことも思うけど 


 まずは自分がどうだったか...


 いろんなことを思うっていうか 


 考えるっていうか...




  そうしてるうちに駅やうちに着いてしまうの


 歩くってとても楽しくて


 心が晴れ晴れとするのよ




 でも送ってあげるって言ってくれてありがとうね


 折角のご親切をお断りしてごめんなさいね』





・・・・・・




仕事の内容は違っていたのですが


何かのきっかけでお話をするようになりました


まだ私なんかと話してていいの?って


ちょっと心配になる時がありましたが


小鳥さんのお話には何て言うのかな~


力強さって言うのか~


ヒトの話の聞き下手な私が


ついつい引き込まれて聞き上手に


なっていました



・・・・・




小鳥さんは20代の時に結婚し男の子に恵まれて


ご主人と3人の(小鳥さん曰く)貧しかったけど


穏やかで幸せな生活を送ってた時



ご主人が3日もうちに帰って来なくなった



今のように携帯電話があるわけじゃない


家電だってなかったという


ご主人の勤め先に聞いても分からない・・と言われた




3日3晩探して探して


やっと


ご主人が入院しているという


病院に辿り着いた



『すまんな~』とご主人は言って


ベッドのご自分の体を少しずらして


小鳥さんと坊やに


ここに寝なさいと言ったそうだ




小鳥さんはご主人が生きていてくれたことに


ほっとして


ご主人の横にちっちゃな坊やと3人


小さな病院のベッドに体を寄せ合って


前後不覚に眠り込んでしまった


・・・という・・・




その半日後


ご主人は帰らぬ人になってしまった


・・・という・・・




それから


ご主人をどうやって見送ったこととか


坊やに何を食べさせていたとか


数年の記憶が全くない


・・・という・・・




それから


ずううっとここで掃除の仕事をしながら


坊やを育てて来たという



・・・・・・・・



さぼっている掃除担当のヒトをなじったりせず


さぼっているヒトの持ち場の苦情が来たら


ご自分が飛んで行って


そこをやり直しておられるのを


見かけたことがあります




・・・・・・・




『とらばーゆの女王』と息子から言われている私


いろんなパート先で


いろんなヒトと出会って



小鳥さんという
心の財産を持っています



・・・・・・・・・



そのパートを辞めた時
小鳥さんに手紙を書いて
職場に持って行ったけど
あいにくお会いできず
出て来られた職員さんに
それを言伝た
うまく気持ちが伝わったかどうか
知る由もないし
返事を欲しいとも思わない


ただ
小鳥さんを思い出すたびに
胸が熱くなり
このかたと出逢えたことを
天に感謝している







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