ぼちぼちと💖きらきらハートで生きて行きたい76歳の 🍅ほげとまのブログ

ヒトに逢えば何かを学べる ブロガーさんから生き方を学んでいます

書きたいことが思いつかない今朝は

昔のブログを引っ張り出して来ます
(zuru~い❣ でも時々やらかしてます💦)


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あの日に戻れたら(2016年7月15日のブログ)


👇亡夫が工事長として改修工事をした
 阪神淡路大震災のダメージを受けた
 神戸の老舗ホテルのロビー


私は失敗しても
ちょっとはくよくよ後悔するのですが
すぐに
その失敗があったから今があるって
思い直します


ポジティブだねってよく言われるんだけど
いいのか悪いのか


自分の都合がいいように思う
ちょっとかなり身勝手な私


なのですが


後悔、後悔、
とても後悔していることがあります




『CT受けたからもう帰っていいよ』と
夫が言い


私はいつになく甘えた声で


『うnもう少しここに居るゎ』と
言ったのだけど
お互い何も話すことがないので
しばらくして病室を出ました




病室から出た私を待っておられたのか
看護師さんに呼び止められ
別室で担当医に
夫のCT画像を見せられ


もうどうしようもない状態だと告げられました



廊下を少し歩いたところの別室なのに
苦しんでるような男性の喚き声が聞こえたので
あの声はうちの主人でしょうかと聞くと


そうですと応えられた



怖い


泣きそう


体が震える


でも
しっかりしなきゃ


お父さんのことは
全てお母さんの判断に任せる!と
息子たちから言われてる


助けて


いろんな想いが一瞬のうちに
頭の中を駆け巡った




『それじゃぁ 
 痛み苦しみから解放される
 最良の治療をお願いします』

思わず口をついた


ご家族と相談しなくていいのですかと
担当医は言われたが
私に全てを任せると言われていますのでと
震える口で
担当医と看護師長さんに言って
うちに帰りました




眠れなかった




明け方夫の病室に入った




『私よ ほげとまよ』と耳元で言ったら
夫は目を開けてくれた


そんな夫の目を見たのは
初めてだった


まるで宙を見ているようなうつろな目だった




だけど


私の声は分かってくれたのだ


私が来るのを待ってたのね




お昼近くまで病室にいて


『またすぐ来るからね』と返事のない夫に言って


うちに帰った




少し眠ろうと5分ほどソファに横になった時


夫の血圧が下がっているので・・・との


電話がかかった




(結局その日の夜


 息子たちの到着後30分ほどして


 息子たちの


 お父さんありがとうを


 聞きながら


 夫は壮絶な生涯を閉じました)




・・・・・・・・




後悔というものをあまりしない私と言ったけど




痛み苦しみを取る最高の治療を夫が受けた後


ずっとそばにいてあげなかったこと




これだけはずっと後悔している




そしてこれからもずっと後悔し続けることだろう




・・・・・・・・




もしもあの日に戻れたら




夫が旅立つ時まで




抱きしめてあげたい




私の体温で




冷たくなっていく夫を




温めてあげたい




・・・・・・・・












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